闇の神さまと光の神さま
- 作者: 奥山輝実,しんやゆう子
- 出版社/メーカー: ヒカルランド
- 発売日: 2019/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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闇の神さまと光の神さま「闇の神さま、闇の光とは何ですか?」「闇の光は闇の世界にある光だよ。光の世界にも光があるように、闇の世界にも闇の光があるんだよ。光があって闇が見えて、闇があるから光が際立ってくるんだ」「闇の神さま、闇の光と光の世界の光とは、どう違うのですか?」「光としては同じもので、ただその明るさが違うのだ。光の世界の光は、光の強さが増すに連れて明るくなり、エネルギーも増してくる。闇の光は、強さが増すと濃さがどんどん濃くなって、エネルギーが増すのは同じだが、一番強くなった時に、光は神々しく眩しくなり、闇は真っ黒になるのだ。しかしな、そもそも光としては同じものだから、光の神さまとオレは仲良しなんだよ」「闇の神さま、この世の人たちへもメッセージをください」「みんな自分の中に光と闇を持っています。闇があるのは、決して恥ずかしいことではありません。持っていて当然のものです。この自分の闇に気づかなかった人たちもいますし、気づいても隠そうとする人たちもいます。闇を隠そうとすることで弊害が出てきます。自分の中に闇も怒りも受けとめて、そして向きあってもらうと、生き方が変わってきます」「光の神さま、今の私にメッセージをください」「あなたが今、浴びている光も闇の光も本質は同じものだということを知ってもらいたくて、今日は闇の神さまに会いに行ってもらいました。闇の光を選ぶのか、こちらの光を選ぶのか、それはあなたたち次第です。どちらでも自由に選べます」「光の神さま、闇の光を選んだら、どうなるのですか?」「闇の光を選んでも闇を増やさない状態でいられれば、特に問題はありませんが、自分で闇を濃くしていけば、どんどん闇に飲み込まれていきます。元々の存在としては、闇は悪いものではありません。その闇の光を持って、あなたがどうするか? です」「光の神さま、闇の光をどのように使えば良いのですか?」「闇の光はあなたに落ち着きを与えてくれます。静寂と思慮深さやこころを鎮める働きを持っています。闇を持つと、それはあなたの人生の中で大きな支えになります」光の神さまがこの世の人たちへメッセージをくださいました。「この宇宙は、私と闇の神さまと二人で力を合わせてできたものです。どちらかが欠けても、今のこの宇宙にはなりませんでした。闇があるからこその万物の存在を感じて欲しいのです。光があるところには必ず闇は存在します。その両方に目を向けてください。闇を見ないようにしてはいけません。闇の中にこそ、ものごとの本質が見えることがあります」