藪医者だからね〜

霊障医学

霊障医学

  • 作者:奥山 輝実
  • 出版社/メーカー: ヒカルランド
  • 発売日: 2018/05/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

note.com

「喜ばせる」「人に喜ばれる存在になる」

アダム徳永先生のレターで熱く語られることの多いテーマです。
それは、私にとってもタイムリーなお話です。

腎不全や末期ガンの患者さんのセカンドオピニオンをしていて・・・
腎不全や末期ガンの患者さんが知りたいのは尿療法・尿断食や少食療法のことだけなのはわかっていても、華佗五診で心身魂を診てしまうと、身体の声、こころの声、病気の根源の声が聞こえてくるので、一期一会、これは伝えてあげなくちゃと、患者さんに伝えることにしています。

案の定、患者さんは、聞きたくなかったこと、触れられたくなかったトラウマをさらけだされるので・・・内心、怒ります。

ある乳ガン末期の患者さんも、ガンの声は男性性の拒絶と父性の寂しさを嘆いているのがわかったので、ゆっくりとこれまでの性体験のことを尋ね、クンダリーニーが閉じているのが骨転移の原因であることを伝えましたが、一気に拒否反応が出て、こころを閉ざされたのがわかりました。このままだとガン死しちゃうのに・・・

儲かる統合医療代替医療の先生方は、患者さんを喜ばせるのがとてもお上手です。
講演会にも多くの患者さんとご家族が押し寄せて来られます。
「希望をもらった」「戦う勇気が出た」「痛みがやわらいだ」

私にはそんな芸当はできません。
ただ身体の声、こころの声、病気の声をお伝えして、本当にやるべきことをお話するだけ・・・
そして怒らせる・・・怒った後に気づいて、やって、治ってくれるのなら全然OKなのですが、ほとんどの患者さんが怒って、終わります。

自然酵母を謳ったパン屋さんも砂糖と添加物たっぷりのアンパン・クリームパン・お総菜パンを売っていると、たくさんの人たちから喜ばれます。

本当の天然酵母・天然水・無添加・自然農法野菜などで作ったパンは、
固いし(よく噛まなくちゃいけない)、
天然の味と香りだし(味が薄い)、
高いしで、万人受けしません。

でも、身体は喜んでくれます。
食毒が溜まらないので、免疫力も自然治癒力も蘇生力も喜んでくれます。

華佗五診(問診・願望診・脈診・舌診・腹診・経絡経穴診・脳氣功・氣功診)で診えた身体の病、こころの病、魂の病を語っているのは天の声です。
私はただ語らされているだけ・・・巫女やシャーマンみたいなものです。

神社のおみくじで、大吉ばかり出る神社、凶の出ない神社があります。
反対に「あそこは凶が多いよ」という神社もあります。
凶が出たら「あぁ ついてないな」で、あまり読みもせずに枝に結んで捨ててしまう人が多いですよね。
凶というのは、本当は「このままだと危険だよ、ここを改めなさい」と
「今が底だよ、ここをもうひとがんばりしましょう」を教えてくれる、ありがたい神託です。
捨てて帰るなんて、もったいない。
ちゃんと持って帰って、毎朝&毎夜、読み返して反省すべき託宣です。
すると陰陽太極が加速して、早く今の凶を乗り越えて運気を快復できます。

不思議なご縁で診療に来られたのも、天の導きです。
聞きたくなかったこと、忘れていたこと、こころ当たりのないこと、まさかそんなこと・・・を語られて、腹立たしくなった、悲しくなった、苦しくなった、嫌になった・・・
頭痛がした、めまいがした、吐き気がした、痛くなった・・・
天の声が病の根元に突き刺さった証です。
こころの扉の鍵穴に天の鍵が入った証です。
あなたの意識が病の根元に気づいてフォーカスした証です。
あともう一歩で、病は病でいる存在意義を失い、病のままではいられなくなります。

「喜ばせる」「人に喜ばれる存在になる」

これまでの生き方を全否定する鬼役が自然療法医にかせられた天職なのでしょう。
それでも「喜ばせる」「人に喜ばれる存在になる」のは、本当に難しいなぁと思います。